Nゲージ界の巨人、KATOさんのファンイベント「秋のKATOまつり」に出展させていただくにあたり、
双方で色々と塗装テストを行ったのですが、これまでの私たちの経験で培ったノウハウ(アルコールインクアート/プラモ・フィギュア/ルアー)をフル活用した所、かなり良い感じにウェザリングできることが分かりましたので紹介します!
今回は【ストラクチャー編】!
先のKATOさんのイベントでのヒアリングは、車両だけはピカピカのまま残す派/塗装する派に別れる様なのですが、線路、高架、駅舎、などのストラクチャーには自然な経年変化のウェザリングをしたい、というお声がとても多かったです。
ホビークラブが提唱するコピックのウェザリング方法は、大きく2通りに分けられます。
- 凹凸のあるもの
- 平面が多いもの
1.の「凹凸のあるもの」に関しては簡単!
KATOさんの製品は繊細な造形が特徴、細かい凹凸がつけられているので、
コピックのブラシニブで筆塗りするだけで自然にインクが溜まってくれます。
コピックの色番号は末尾の数字が明度を示していて、9に近づくほど暗い(濃い)色となります。
・中間色で塗って
↓
・カラーレスブレンダー(0番)もしくは末尾1番程度の明るい(薄い)色で伸ばす or 汚れが溜まらない部分のインクは拭き取る
※要するに溶剤のアルコール(エタノール)成分で溶かす
↓
・濃色でポイントを入れて強弱をつける
方法です!
あとは狙いによって色を変えれば、さまざまな表現ができます。
ホビークラブおすすめカラーはこちら!
錆カラーを使うと、、
苔カラーを使うと、、
次に、2.の「平面が多いもの」に関してはちょっとしたテクニックを使います!
カラーレスブレンダー(0番)を染み込ませたスポンジで叩くことによって、
一般的な点描のためのスポンジチッピングというよりは、
「アルコールがジワっと勝手に広がって複雑な模様を描いてくれます。」
「広い面も効率的に一気に塗装」できますし、「画力が必要ない」点が優秀ですね!!
何よりテンポ良い作業が楽しいです!!
面が広いとコピックのインクのツヤが気になる場面もでてきますが、
仕上げにつや消しのトップコートを薄く吹けばマットな仕上げとなり、バッチリです!
ぜひ色々とお試しください!