白鳥ルアーズ シャロークランクベイトキット
白鳥ルアーズ シャロークランクベイトキット


動画制作や製品テストなどのご協力をいただいている白鳥ルアーズさん。
最近では環境配慮型のソフトルアー、「シカベイト」(※なんと鹿皮で作られたルアーで、芦ノ湖での使用も認可されたすごいもの!)をはじめ、日々新しいルアーを開発されています。

今回は一番ベーシックな「シャロークランクベイトキット」を作ってみました。

早速箱を開封すると憧れのバルサ素材が!
あらかじめおおよその形に切り出されているので敷居がとても低い、これならできそう!

完成までにはざっくり、5工程

  1. 成形
  2. 防水処理
  3. 下地処理
  4. コピック塗装
  5. 表面処理

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
白鳥ルアーズ シャロークランクベイトキット

丁寧な説明書に従い接着剤でボディを貼り付け、あとは迷いなく自由に削りだしていくのみ!

1.成形 

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
ガイドをマルチライナーで書き込んで

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
ごくごく普通のカッターで入刀

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
バルサ材がとても柔らかく、普通の刃渡りのカッターでサクサク削れていきます!

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
ものの10分ほどでここまでこれます

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
#400番の紙ヤスリで整えます。
容易に調整が効くので、カッターの削り出しはおおまかで大丈夫!

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
どうです?もうこの時点で愛着しかありません!!!


2.防水処理

お次は防水処理、セルロースセメントにディッピングします。

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
セルロースセメントに10回ほどディッピングを繰り返すそうです。
わりと刺激臭が強いのでよく換気しましょう。


3.下地処理

セルロースセメント処理は少々根気が要りましたが、いよいよコピックでサクッと塗装!
、、、の前に、今回は下地に白を敷くことにしました。

この工程は例えば木目をそのまま活かす場合は必要ありません!
コピックのインクは透明性なので、バキバキの金属色を下地に敷いても面白いですよ。

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
手に入りやすく、評判の高いクレオスさんのベースホワイトを使用しました
白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
せっかくのバルサルアーなので、木目が透けるくらいに薄めに吹きました


4.コピック塗装

いよいよ”サクッとお手軽”コピック塗装

以前コピックアクレアのメタリックカラーとの組み合わせがよかったので(※詳細はこちらの記事をご参照ください)まずはシルバーを背中と肩まわりに吹きました。

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
お腹の白は残して塗りました

コピックスケッチについて、今回使うのは3色のみ!

  • 肩 :E87   Fig ("イチジク"カラー)
  • 背中:RV06 Cerise (フランス語で"さくらんぼ"を意味するそうですよ)
  • 頭 :W8    Warm Gray (暖色形のグレー、コピックはグレーだけでも4系統あるんです)

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
三角コーナーネットを使い鱗模様を作ります!
白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
シルバーと合わさるとこの通り、地味なイチジクカラーも化けます!

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
肩口まわりを残しながら、背中にさくらんぼカラーを吹きました
※向きが逆になっているのは反対側は失敗したからです笑笑

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
2色のみでもバキッとしてよかったですが、少し色気をだして頭にもう一色
白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
3色だけでけっこうやれてると思いませんか?
下の色が乾いてから重ねていきますが、空気が乾燥しているとここまで20分もかからず塗装することができます。

最後に、"ハンドメイドルアー"っぽくアメリカンな仕上がりに。
コピックアクレアのMustard YellowとRich Blackで目とバイトマークを描き込みました。

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
コピックアクレアは隠蔽力が強いのでバキッと描き込めます。


5.表面処理


最後はおなじみ、アクセルさんの一液性ウレタンスプレー!
二液性に比べて塗膜強度は弱いですが、なにより保存が効くのが良い。
このスプレーは乾燥(初期硬化)も早いです。

白鳥ルアーズシャロークランクベイトキット
お手軽さ優先で、一液性ウレタンスプレーを選択



「20cm以上離して、薄吹き」を×2回

(一応完全硬化時間の12時間経過後)
「色止めできたら、がっつり吹く」を×2回

でやってみています。
アクセルさんのこのウレタンスプレーはマット寄りの表面に仕上がります。

その他、白鳥ルアーズさんのInstagramでは

・もっと時短にUVレジン
(※ただし出力の高いUVライトが必要、手鏡で反射させるとより硬化が早まります)
や、
・パール入りの車の補修スプレー

などコピックと合わせて使える様々な仕上げ材が紹介されています。
ぜひ参考になさってみてください。